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中島裕翔くん(Hey!Say!JUMP)のあれこれを連ねるブログです。

中島裕翔くんソロ「Waiting for the rain」歌詞考察・感想

 

この記事の伸びがいいみたいなので歌詞考察を追加しました。

 

 

 

<実際にWaiting for the rainを聞くまでの感想>

裕翔くんの初ソロ「D.N.A」から12年、JUMP唯一のソロ「麗しのBad Girl」から11年、

実に11年ぶりの裕翔くんのソロ、一体どうなるのだろう、と思い心待ちにしていた矢先。

 

「普段から好きな、ベースとドラムがテクニカルなアシッドジャズ的な楽曲にしたんです。1曲くらい変態な曲があってもいいのかなって(笑)」

 

じょっぴー渾身のガッツポーズ。

ここ数年、多くのファンにとって裕翔くんとは

「タップだロックだ僕らのハート常に揺るがして叩いてみてよ」のユートビートくんだったわけで。

ロックな曲調に合わせてヘドバンしたり狂ったように踊ってみんなをニコニコにしてきたわけで。

 

もともと裕翔くんがジャズやらアシッドジャズやらが好きなのは既知のものとなっていたけど(雑誌でアートブレイキーが好きだとか、あとSuchmos好きですとか、ララランド好きな感じもそれよね)

正直ソロにそれを持ってきたのが意外だし最高だった。

 

JUMPはキャラや立ち位置の棲み分けがはっきりしすぎなところがあると思っているから、ソロ曲にも「JUMPの裕翔くん」的なチョイスでロックだったら嫌だな〜〜、と、かなり心配していたけど、「中島裕翔」がやりたいことをやってくれて安心した。

 

アシッドジャズ、私もわりと好きで、よく聞くのですよ。 

裕翔くんの曲も、おしゃれに全振りか、ちょっとノれる感じ強めでくるか、、、

ドラムは16分でベースのリフがうねんうねんしてると予想している。

  

話を戻してWaiting for the rainへ。

 

直訳すると、今回の裕翔くんは雨を待つらしいな。

 雨が西日本に猛烈な被害を与えた中で、このタイトルかい!

 

鈴木愛理ちゃんの「通学ベクトル」を思い出すね。

雨の日だけバスに乗ってくる男の子に会えるかな、キャッ みたいな歌。

 

裕翔くんは何のために雨を待つんやろか。

恋愛の歌かな、失恋でもした歌なんでしょうか。

 

衣装も気になる

シンプルな衣装で色は寒色がいいなー。ブルー、グレー、黒、など、、、

 あと照明は落としめの演出がいいし

 

時に切なく時に怪しい顔して歌ってほしいな〜

つまり顔作る余裕ができるくらいの曲がいいな〜

 

あと3週もすれば聞けるので気長に待とう。

 

 

 <Waiting for the rain初視聴後>

 

いや~、泣いちゃったね!

なんといっても本当に歌がうまくなった…!!!

切ない顔でコンサートで歌う裕翔君がすぐに脳に浮かんで、これはなんの心配もないな…と思った。

 

というのも、私がおもっていたよりもずっと聞きやすい曲で。

ディスってるわけじゃないけど、ジャニーズが得意の曲調にアシッドジャズ要素を盛ってみた、とでもいう感じの。

 

サウンドは中島君らしくドラムを軸に、そこにベース・ピアノ・シンセ・ギターなどが加わっていく。ドラムは要所要所にエフェクトが結構かかっていて抑えられている?のかな?

めちゃくちゃ細かくておしゃれなリズムなので、これはもっとガッツリ聞きたかった…

 

 曲調はマイナーでやっぱり悲恋の歌でしたね…雨は基本的に悲恋になりがり!

 

というわけで、歌詞考察でもしてみましょう。

 

 

<Waiting for the rain 歌詞考察>

 

私が以前こちらの記事でまとめた、ジャニーズ【雨】系の曲フォーマットに従って考えてみると、

 

nkjmyt.hatenablog.com

 

今回のソロ曲「Waiting for the rain」では

 

属性:クール
恋愛対象:破局してしまった女性(元カノ?浮気相手?)
結末:遅すぎた(失恋?関係解消?)

 

といった感じでしょうか。

 

 

曲中の二人の関係性

まず恋愛対象なんですが、最初私は元カノのことを歌っているのかしら…と思っていたのですが、ツイートで「これって不倫の歌?」みたいなつぶやきを拝見いたしまして。

それから聞き直すと、たしかに…となった。

 

主人公と相手の関係性を歌詞から抜粋すると

 

We can't go back 感じてる 二人 すれちがって

行く当てもわからず 心ここにあらず 君はそばにいて

もうダメ いや まだ でも 繰り返すループ

(Waiting for the rain 1番Aメロより) 

 

…裕翔君がこんな歌詞を歌うようになったのめちゃエモじゃない…?

だめだとかいやだとか思っていても離れられない関係性、そう思うとちょっと体の関係とか浮気関係っぽさはありますね~

 

”ダメ いや まだ でも”の部分がめちゃくちゃ「終わらなきゃ」と思っている情景が浮かんでほんといい歌詞だな… 全メンヘラに捧ぐ歌詞。 亜美様すごい!!!!

 

 

この曲における「雨」

 

雨が何を意味するのかはここの部分が多分一番わかりやすい?ように思う

 

このまま帰してしまえば 今以上二人の距離は

遠ざかるとわかってはいるけれど 雨は止まない 

(Waiting for the rain 一番Bメロより)

 

ここにおける雨とは「二人の関係を遠ざける、どうにもできない軋轢のようなもの」ではないだろうか。

 

この曲の二人は「ごめんね」「許して」とかで済む関係じゃなくて、すれ違ってもういまさらどうにもできないところまで来てしまっている。その状況をここでは雨に例えているのかな?と思った。

 

ではなぜ曲名は「Waiting for the rain」なのか?

歌いだしの

 

Waiting for the rain 洗い流して Waiting for the sun 

 

から考えると、雨には「二人の軋轢をリセットくれるもの」みたいな意味があるようにも思う。雨降って地固まる、じゃないけどね。雨が降って晴れてほしい(二人が一緒にいられる幸せな状態でいたい)という主人公の願いがきっと「Waiting for the rain」っていうタイトルに込められているのかと。

 

こう考えるとこの曲における「雨」にはポジティブなイメージもネガティブなイメージも組み込まれているような。まぁ実際に喧嘩とかもめごとって、より仲を深めるのかそのまま関係が終わってしまうか、結末によって全然違う役回りをするものであるしね。

 

さらに特徴的なのはサビ部分「愛されたいなんて~」の最後のフレーズに毎回雨やそれに付随するフレーズが入った箇所がある。

 

1番「もうは上がる 僕を残して」

2番「もうに流れ 追いつけないよ」

ラストサビ「もうは見えない 遅すぎたね」

 

さきほどのたとえから考えるならば、

 

1番:

すれちがった二人の関係はとうとう終わってしまい、自分ひとりになってしまったという状況

2番:

彼女に対して未練がある様子

ラストサビ:

雨が上がったあとの虹(おそらくこの曲では、すれちがってしまった二人が幸せになる結末)は見えず(叶うことなく関係が終わってしまい)、後悔する様子

 

が描かれているのだと感じた。(自分で書いててなんだかしっくり。)

 いや~いいね~

 

 

曲中の二人のゆくえ 

 

この二人の仲がこじれていることは考察の冒頭でも話しましたが、なんでこじれてしまったのか?

 

変わったのは誰だ? 誰のせいでなのか? パズル埋めたって

最果てから聞こえる 「意味ない疑問」

大切にしたくないわけじゃない 今更届かない思いが 氷のまま解けずに胸を冷やす

君もそうか?

(Waiting for the rain 2番AメロBメロ) 

 

 いや、何がいいって、2番でこの歌詞がでてくるところなんですよ。

 

1番では二人がいまだめになっています。という状況を描いて

1番の最後に「もう雨は上がる(=関係の終わり)」を歌っているわけです。

 

そこからの2番ということは、関係が終わった後の主人公の自問自答、これが2番の立ち位置なわけです。たまんねーなオイ!!!

 

ここで気になったのは、大切にしたくないわけじゃないっていうフレーズ

めちゃくちゃクソ男が言いそうなセリフ… 

 

そしてサビ前で「君もそうか?」って彼女に問いかけてるの、すごい未練が出てきてる感じがするよね。1番では情景描写が多かったのに対して、こういう未練たらたらな感じが出始めてて2番最高ですね。

 

そして要所要所でつかわれる「too late」「遅い」というワード。

きっと彼は彼女のことがそこまで大事だったというのに関係がこじれてから気づかされたという感じなのかもしれない。

 

そして落ちメロ

 

どこまで戻れば 二人は笑いあえる?

見えないほど小さく深く 間違い続けたのかな

君の澄んだ瞳を 曇らせた

僕はきっと too late…

(Waiting for the rain 落ちメロより) 

 

自問自答しまくり。ここが後悔のピークですね。

 

 

サビ比較

 

最後にサビ比較を!フレーズごとに行きましょう。

 

①愛されたいなんて~

1番:

愛されたいなんて 願うことさえなくて

2番&ラストサビ:

愛されたいなんて もし思わせてたんなら

 

まずここが対称的で、1番では「愛されたい」なんてまるで思ってなかった無知な自分、そして2番では「もしかしたら彼女に寂しい思いをさせていたのかもしれない」という彼女への後悔、という感じなのではないでしょうか。

 

 

②今も僕は君の~

1番:今も君は僕のために泣いてくれるだろうか 

2番:今も僕は君の笑顔を思い出せるかな 

ラスト:今の僕は君の為に何ができるのだろう 

 

1番では今相手が自分のことをどう思っているのか、2番では自分が相手のことをどう思っていたのか、そして最後にもう君にできることはないのか、これも思考プロセスみたいな感じでいいな。

 

まず別れて、なんか俺あかんかったんかなぁ、次に、あぁ俺めっちゃ好きやったんやなぁ、最後にもうほんまにあかんのかなぁ という感じ、

 

え、すごくない?Waiting for the rain、しゅごくない?!

 

ここまで書いてただの自分の妄想なのが面白くなってきました。

 

 

 ③もう~

もう 雨は上がる 僕を残して

もう 雨に流れ 追いつけないよ

もう 虹は見えない 遅すぎたね

 

ここはさっきも考察した部分ですが いや~並べるとより美しい。メロディーもここが一番声をはりあげるところになっていて、心の叫びのような感じになっているなぁと思った。

 

 

というわけで以上がWaiting for the rainの考察でした。

 

1番、2番、ラストサビに向けて主人公が思考を整理していってる感じがとても素敵な曲です。

 

失恋したときにぜひきいてみてはいかがでしょうか!!!!!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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