中島裕翔君が舞台「WILD」を経験するメリット・この仕事の意味とは
Hey!Say!JUMP 中島裕翔くんが4月28日より東京グローブ座で開演される
舞台「WILD」の主演に抜擢された。
私としても念願の裕翔くん個人仕事!
しかし最初にニュースを見たときに
「中島裕翔」「舞台」
という初めての並びに思わず考え込んでしまった。
なんでドラマや映画の仕事じゃないのか?
というわけで、今回は「中島裕翔くんがなぜ今のタイミングで舞台をするのか」について考えてみる。
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近頃TVでよく見る「舞台出身俳優 」
~裕翔くんが舞台から得られるもの~
舞台出身の俳優がドラマ・映画界でも重宝される傾向にあり、
「舞台出身俳優」というのは一つのブランドになりつつある(と私は思っている。)
なぜ舞台俳優がこんなにも重宝されるのか。
こちらのインタビュー記事がとっても勉強になった。
―最近のテレビドラマで活躍されている役者さんに舞台出身の役者さんが多いように感じます。テレビ出身と舞台出身の役者さんの違いを教えていただけますでしょうか。
成井豊氏(以下成井):鍛えられているという一言に尽きると思いますね。演劇って、一本のお芝居をするのにひと月は稽古をするじゃないですか。ドラマのワンカットって2、3回で撮っちゃうわけですからね。
演技の練り込み方、役作りの仕方が、映像と演劇では全然違うわけで、なので演技の初心者、役者志望の人は、まず舞台でじっくり技術を磨かないと。それが日本以外では当たり前なんです。―かける時間の差があるんですね。
成井:テレビのプロデューサー、ディレクターから聞きましたが、「映像出身の役者というのは指示出しをしないとやってくれないけど、演劇出身の役者はどんどん自分で作るし、他の役者と相談して芝居をつくっていってくれるからありがたい。だからつい舞台役者を呼んでしまう」と言っていましたね。
つまり今までTV・映画で演技力を培ってきた裕翔くんにとって今回得られるであろう収穫は
- 経験
- 一つの作品を「練って」「作り上げる」力
- 新しい役作り・演技の仕方の発見
- より自発的に演技に参加する力
あたりだろうか。
裕翔くんも今年26歳になり現場をまとめることもどんどん増えていくだろうし、
何より裕翔くん自体が「本格志向※」なので、このステップは「俳優:中島裕翔」としてはかなり大事になってくるだろう。
※裕翔君はジャニーズとして見られたくない、ひとりの俳優として扱ってほしいという意識が人一倍強いように見受けられるのでこういう言葉で表現しました。
まぁ舞台出身の女優さんとも噂があったことだし、そんなことや過去の共演者を考えてもめちゃくちゃやりたかったんだろうな、舞台。おめでとう!
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ジャニーズにおける暗黙の「舞台班」「ドラマ班」
しかし私的懸念点としてはこの舞台を経験した先のキャリアパスである。
ジャニーズ(グループ)の場合、「舞台班」「TVドラマ・映画班」が基本的には分割されている。
V6(の演技仕事)を例にとるとわかりやすく、
(敬称略)
- ミュージカルの坂本
- 舞台の長野・森田・三宅
- ドラマの井ノ原
- 映画の岡田
もちろん剛くんは映画も出るし、健ちゃんだってドラマに出てたし、イノッチだってミュージカルしてた!と言い出せばキリがない。
でもなんとなくの「舞台班」がジャニーズには存在することがファンの中でも暗黙の了解であるように思う。
JUMPももちろん例外ではなく
ドラマ・映画組…山田・知念・中島・有岡・伊野尾
舞台・ミュージカル組…薮・光・高木
ざっくりとわけるとこんな感じだろうか。(何回も言うけどもちろん例外もあるよ!)
何より中島・山田・知念・有岡に関しては本格的な舞台に出演したことがないので
TVメディア組・舞台組にはっきりと差別化されたグループなんだろうなぁ、という印象があった!
のに!
ここでJUMPきっての俳優枠、中島裕翔が舞台役者に参戦!
この仕事が意味するところは
- ドラマ俳優→舞台役者への転向
なのか、はたまた
- ドラマ・映画のスキルを底上げするための舞台参画
なのか、
- 「演技」という大きなフィールドでマルチに活動するという方針
なのか!
個人的には、3番がもちろん一番理想(もちろんそれは今回の評価次第)ではあるし、
私はTVで裕翔くんが視聴者に「見つかる」のが大好きなので、不特定多数に見てもらえる仕事はずっとしていてほしい。
いずれにせよ、裕翔くんがこの仕事でまた俳優としての意識がバリ高になってくれることを願うばかり!
裕翔君、小川さん、共演者・スタッフの皆様 稽古頑張ってください…!